「カナノヒカリ」 952ゴウ (2011ネン ナツ)

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「様」 と 「御中」

                                             フジワラ タダシ 


   
  2010ネン ナツ〜ゴウに ワタシは “「御社」と「貴社」”と いう キジを かいた。 それに カンレン して、カイシャ などの アテナに 「サマ(様)」を そえるか、それとも 「オンチュウ(御中)」を そえるか、という ことに ついても かんがえて みたい。

  コジンに たいして もちいる アテナの ケイショウは 「サマ」、ダンタイ(カイシャ など)に たいしては 「オンチュウ」。 これは ジョウシキで あって、ギロンの ヨチが ない ように おもわれる。 しかし、モンダイが まったく ない ワケ では ない。

  カイワで アイテの カイシャを よぶ のに 「○○ カブシキ ガイシャ サマ」とは いうが、「○○ カブシキ ガイシャ オンチュウ」とは いわない。 「オンチュウ」は、ハナシコトバ では つかわれない コトバ なので ある。 ワレワレに いわせれば、ハナシコトバと カキコトバで ムヨウの ツカイワケを して いる と いう ことに なる。

  ゲンミツに いえば、「オンチュウ」は アイテの ダンタイ そのものに たいする ケイショウ では なく、「その ダンタイに ゾクする ダレカ」に たいする もの らしいが、ジッサイ モンダイと して、「オンチュウ」と かかれて いようが 「サマ」と かかれて いようが、とどけられた モノを あつかう タントウシャは オナジに きまって いる から、どちら でも ジジツジョウ カワリは ない。

  カキコトバ でも 「オンチュウ」は つかわず、アイテが コジンで あっても ダンタイで あっても、つねに 「サマ」を つかいたい。

  なお、「カクイ(各位)」は フクスウの コジンに ドウジに だす バアイに つかわれるが、これも さけたい コトバ。 ハナシコトバ でも カキコトバ でも かたくるしく なく つかえる 「ミナサマ(皆様)」で よい だろう。


                                    (2011/06/30)