「カナノヒカリ」 930ゴウ (2006ネン フユ)

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国語国字問題Q&A

なぜ「ひらがな」でなく、「カタカナ」なのか〔要約〕

                                             ユズリハ サツキ 


  *この ページは要約です。 ぜひ原文 PDF をご覧ください。


   
   カナモジカイは、なぜ「ひらがな」専用でなく、「カタカナ」専用を唱えているのか?

  
 ひらがなは、漢字の草書から発達しました。そして、筆を使って縦に並べやすいように、また、それぞれの文字が釣り合いの取れるように磨きあげられてきました。 したがって、ひらがなは1文字1文字の独立性が強いため、漢字と一緒に使うには問題ありませんが、ひらがなばかりで横にに並べた場合、読みにくくなります。

  カタカナは、漢字の一部分からできたものです。 下に示したように、〈イ〉は〈伊〉の 偏、〈ヌ〉は〈奴〉のツクリ(旁)です。このように1文字1文字が単純な線で組み立てられています。 したがって、横に2文字3文字続けた場合、それらが組み合わさって語としてまとまる力が、ひらがなに比べて優れています。

     
以 → 〈以の草書〉 → い
     
奴 → 〈奴の草書〉 → ぬ

     
伊 → イ
     
奴 → ヌ

  そのカタカナの特性を生かすための書体がカナモジ研究家によって設計されてきました。これらは、肩線(かたせん)(「ア、カ、サ」などの上の横線)をそろえ、それぞれの個性を生かしてデザインされており、これまでの明朝体などのカタカナに比べて、はるかに語形が作りやすくなっています。〔〈カナモジ書体〉(トップページからリンク)を参照〕

  カナモジカイの伝統的な理論にしたがえば、このようにお答えすることになります。が、現実には、わたしたちは、ひらがな専用論を排除してはいません。漢字の不便や害をなくすため、カタカナをよしとする人も、ひらがなをよしとする人も、ともに手を携えて運動しています。

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